美容室でシェービングはどこまでしてもらえる?探し方のポイントも紹介

シェービング

美容室でヘアセットなどの施術とともに、シェービングもしてもらいたい方もいるかと思います。実は普通の美容室では、法律上の規制で軽度のシェービングしかできません。

ただ、美容室で本格的なシェービングを受けられる方法はいくつかあります。本記事では美容室でシェービングをどこまでしてもらえるのかを、シェービングに対応している美容室やサロンの探し方のポイントとともに見ていきましょう。

美容室では軽度のシェービングならOK

まず、美容室では軽度のシェービングであれば施術を受けられます。2018年7月に出された厚生労働省の見解によると、「軽い程度」を超えた顔そり(シェービング)は「理容」に当てはまるというものです。

言い換えれば、「軽い程度の顔そり」の範囲内であれば、美容師でもシェービングはできます。

美容室では化粧ついでの顔そりは認められている

厚生労働省によれば、美容室でもできる「軽い程度の顔そり」とは、「化粧に付随し」ていることが条件です。旧厚生省時代の1948年の通達でも、「化粧に附随した軽い程度の「顔そり」」であれば美容師が行える文言があります。

「化粧に付随した軽い程度の顔そり」とは、具体的には産毛剃りのような化粧をスムーズに進めるためのシェービングのことです。あくまでもうまく化粧するために産毛剃りなどを施す場合に限り、美容師でもシェービングが認められます。

うなじ処理など本格的なシェービングは美容室ではなく理容室へ

なお、うなじ処理のような本格的なシェービングは、理容室(床屋)でしかできません。うなじ処理などの施術は、「軽い程度の顔そり」の範囲を超えているためです。

本格的なシェービングは理容師の免許が必要であるため、理容室でなければしてもらえません。

シェービングに対応した美容室の探し方

美容師はあまりシェービングに携われないものの、なるべく美容室で施術を受けたい方もいるでしょう。対応できる美容室を探す方法はいくつかあります。

理容師免許を持った美容師がいるところを利用する

まず、理容師免許を持った美容師がいるところを探すのがおすすめです。ヘアセット・メイクとシェービングの両方に対応できるため、美容室と理容室を分けて探す手間もかかりません。

スタッフが全員ダブルライセンスであることを義務付けられているため、誰が担当でも安心して施術を受けられます。

Google検索やSNSなどでシェービングにも対応できる店舗を探すと良いでしょう。口コミ・評判も一緒にチェックすれば、なお理想の店舗が見つかる確率が高まります。

女性ならレディースシェービング店もおすすめ

また女性であれば、レディースシェービング店を探すのもおすすめです。

スタッフも全員女性で、立地も女性が1人で入れるような場所にあるため、気軽に利用できます。「理容室が男性ばかりで入りづらい」という方も安心です。

「シェービング」を強調した美容室は注意

美容室を探す際は、「シェービング」を強調した店舗に注意しましょう。厚生労働省は「メイク&シェービングサロン」と名乗る店舗に対して、法的に問題ない程度を超える顔そりが提供されることを警戒しています。

利用者本人は罰せられないものの、店舗自体が処分を受けた場合、今後安心して利用できない可能性に注意が必要です。

まとめ

美容室でのシェービングは、法律上の規制で化粧をスムーズに進める目的で軽度に行う程度であれば受けられます。ただ、美容室で本格的なシェービングを受けたい場合は、理容師免許を持った美容師のいる店舗や、レディースシェービング店を探すのがおすすめです。

美容室でシェービングを受けたい方は、今回見てきた種類の店舗を探しながら、こだわりの条件で絞ってみると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました