カミソリでシェービングをしたあと、肌が痒くなったりヒリヒリとした痛みを感じたり、赤いブツブツに悩まされる方はきっと多いと思います。その肌トラブルは、「カミソリ負け」と言い、シェービングとアフターケアの両方の仕方で軽減されることが多いです。
この記事では、シェービングで起きてしまいがちな炎症を軽減する方法、保湿ケアするやり方を解説します。
シェービング後の炎症とは
シェービングのあとの肌に痒みやヒリヒリ感、熱感などを感じることを「肌トラブル」や「炎症」と言います。なぜ、肌トラブルは起きるのかというと、シェービングで毛を剃るときに角質も一緒に剃り落としているためです。
角質が落とされた肌はバリア機能が低下している状態です。肌は見た目では平坦ですが、じつは目に見えない隆起があり、そこを気づかずに剃ると肌が傷ついてかゆみやヒリヒリ感を感じることがあります。
シェービングのあとの肌におもにみられる炎症は、次のようなものが挙げられます。
- かさつきや赤いブツブツ
- 出血
- 色素沈着や黒ずみ
- ニキビ
いずれも保湿をせずに放っておくとかゆみや痛みを生じやすいので、適切な保湿を心がけましょう。
炎症を軽減するシェービングとアフターケア
ここでは肌に優しいシェービングと、バリア機能の弱まった肌のケアの対処方法を解説していきます。
肌とカミソリは清潔な状態で
シェービングをするタイミングは、洗顔後や入浴後が肌が清潔な状態のためベストです。もし不衛生な状態で剃ってしまうと、毛穴から雑菌が入り込むなどのリスクがあります。カミソリも清潔で切れ味の良いものを使い、使用後は次回のために洗ってから乾燥させて清潔に保管しましょう。
シェービング剤やクリームはたっぷりつける
シェービング剤やクリームはたっぷりとつけることで刃の滑りがスムーズになり、肌と刃の間の摩擦を減らします。剃るときは、肌に刃を軽く当て滑らせるように優しく剃りましょう。剃るときに力が入ると肌が傷つき、炎症や出血の元となってしまいます。
なお、シェービング剤やクリームなどは、毛の流れに逆らって塗ると寝ている毛が逆立ち、効果的に剃ることができるのでおすすめです。剃り終えたら、蒸しタオルなどの濡れたタオルで優しく丁寧に拭き取りましょう。
シェービング後に痒みやヒリヒリした痛みを感じたら
冷たいシャワーを当てる、肌触りの良いタオルを濡らして肌に当てる、保冷剤を当ててみるなど、肌を落ち着かせるためにクールダウンをしてみましょう。
シェービング後は保湿をしっかりと
シェービングのあとの肌は、バリア機能が落ちていて炎症を起こしやすくなっています。ノンアルコールの化粧水や保湿成分の入ったクリームなどで、肌をしっかり保湿しましょう。乾燥がひどいときは、ワセリンなど保湿剤を重ねて塗るのもおすすめです。
まとめ
シェービングのあとの炎症の原因は、毛と一緒に角質まで剃ってしまうことです。この炎症は、シェービングの前に肌を清潔にし、クリームなどをたっぷり使いながら、清潔で切れ味の良いカミソリで優しく丁寧に剃ることで防げます。
剃ったあとは、ノンアルコールタイプの化粧水や保湿成分の入ったクリームでしっかり保湿しましょう。そうすることで、かさつきやかゆみなどの炎症を抑えられます。さらに乾燥が気になる場合は、ワセリンなどの重ね塗りも有効です。肌に負担をかけず、保湿もしっかりしながら、きれいな肌をめざす参考にしてみてください。